
イラストを描いていて完成間近になったとき、
「あれ?目立たせたいところが目立ってない…?」
「自分が予想した完成イメージがずれている?」
となったことはありませんか?私は推しを描いている時、結構なります笑
私はラフの時点では結構上手くかけたと思ったのに、描き込んでしまってからだとどこを直せばいいのか分からない…
このまま絵をSNSに上げてしまっていいのか?と悩んでしまうことが昔は沢山ありました。
ですが、この考え方を知った今では最終調整ですぐ印象を整えることができるようになったと思います。
キャラクター中心のイラストではどこに視線を集めたいのかを意識するだけで、作品の印象は大きく変わります。
本記事では、
①コントラスト
②描き込み量
という2つの視線誘導テクニックを解説します。
私の勉強したことがこれを読んでくださっている方の救いになれば嬉しいです。
①コントラストに頼る方法
利用しやすいイラスト例:
- アニメ塗りなどのパキッとしたイラスト
- バストアップで中央にキャラが立っている構図
- 背景を描き込みすぎたくないとき
- AIイラストのあと一歩の修正指示に
人の視線はまず“最大コントラスト(明暗差)”の場所に向かう
まず、小技の説明に入る前に視覚心理学の説明から入らせてください!
人間の目は コントラスト(差異)が最も大きい部分に強く注意を向ける と言われています。
真っ黒の背景に白い点があれば、どんなに小さくても真っ先に目に入るように、明暗の差は視線誘導に絶大な力を持っているってことですね。

イラストにおいて、最も明るい部分と最も暗い部分が接する場所―― 最大コントラストの境界線 は、否応なく注目されるポイントです。
そこが魅力的なシルエットになっていれば、絵全体も「洗練されて」見えます。
つまり一番上手くかけた部分や目立たせたい部分の最大コントラストを強くすればいいのです…!
最大コントラスト(差異)を簡単に知る方法
といっても自分のイラストの最大コントラスト(差異)ってどこよ!?ってなりますよね。
これ、簡単に調べる方法があります。
具体的には次のような手順です。
1.イラストをモノクロ化する
①まず、白く塗りつぶしたレイヤーを全体レイヤーの一番上に載せる
②レイヤーモードを③「カラー」にする(こうするとイラスト全体がモノクロに見えます)

2.完成間近のイラストを縮小して見る
小さくしても目立つ部分=最大コントラストの場所が分かる

3.必要なら、最大コントラストの場所を変えたりそのものを強くしたり
一番注目させたい場所のコントラストを上げるだけで視線の流れが改善します
つまり、例えばキャラクターの目に視線を集めたい場合には目のハイライトの周りを黒で囲ったり、他の部分のコントラストの差を抑えたりするのが効果的
また、「スポットライトで視線をセンターに集める」と言う方法もあります。
「画面中心だけを明るくし、周辺を暗くする」演出です。
いわゆる“スポットライト効果”で、舞台のライトのように注目させたい部分が自然と浮き上がるあれです。

周辺を少し暗めに落とすだけで視線誘導の効果が高まるため、仕上げ工程で簡単に追加できます。
レイヤーに黒を薄く乗算で重ねるだけでもOKです。
コントラストの勉強についておすすめの本はこちらでも紹介しています。↓↓↓
②書き込みの情報量に差をつける
利用しやすい例:
- 厚塗りイラスト
- 柔らかい線のイラスト
視線誘導は明暗だけではありません。
「どれだけ描き込むか・手を抜くか」 も重要な部分になります。
描き込みの落差をつける
人は“情報量が多い場所”にも視線を向けやすくなります。
ですが描き込み量は“全体を均一に描き込む”と視線が散ってしまいます。
大事なのは、
描き込みが多い場所と少ない場所の“差”をつけること。
例えば、顔に視線を集めたい場合
- まつ毛、瞳、髪の流れは丁寧に描く
- 肩や服はディテールを省略する
- 背景は線なしやぼかしで空気感だけ表現する

これだけで「顔が主役」のイラストになります。
まとめ
視線誘導は、イラストの完成度を一段階引き上げる重要な要素です。
本記事で紹介したように、
- コントラスト(明暗差)を使う
- 描き込み量の差で注目点を作る
という2つの技法を用いることで、見る人の視線を自然と自分が見せたい場所に運ぶことができたりします。
ぜひ次の作品から困った時に引き出しとしてどうぞ!
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